男の心理学

〜モテたいことが笑いに積極的〜

人を笑わせることが好きな男性はどういう心理を持っているのでしょうか。これは、注目を浴びたい・目立ちたいと言った自己顕示欲の心理と考えられます。ユーモアのあることを言って、みんなに注目されるという快感が好きなタイプです。また、注目されたいという事から、目立ちたがり屋であることも分かります。ただ、暴れるなど不快さや奇抜さで目立つ事は人に嫌われる可能性があるので、笑わせることによって良いイメージで目立ちたいと思っているタイプです。良いイメージで周囲の注目を集めることができれば、人気者になれます。注目されて人気がでれば女性にモテることにもつながります。女性はホルモンの関係で、楽しく穏やかで平和的な安らぎを求めているので、笑わせてくれる男性に対する評価は高い傾向にあります。このことから、男性は「面白い＝モテる」と言う認識を持ち、人を笑わせたがるのです。一方で女性は、人を笑わせることに価値を置いている人は少ないでしょう。笑わせることで注目されたいというよりは、外見や能力に注目されたいと思っているからです。

また、笑わせることに積極的な人ほど他人が自分をどう思っているかが気になる自己意識が高い傾向にあると考えられます。自分の言うユーモアで相手が笑ってくれれば「自分は嫌われていない」と安心することができるため、ユーモアを「他人が自分をどう思っているか知るための手段」として用いる場合があります。同時に、笑いを取ることに積極的な人ほど「みんなと一緒だと安心する」といった同調行動を好むタイプと考えられます。周囲が笑ってくれたことで、そこに生まれる一体感や安心感を確認したいのです。つまり、人を笑わせたい人ほど人の目が気になり、仲間外れにされたくないと言う気持ちが強いことが多いのです。

笑いを引き出す「ユーモア」には様々な種類があり、多くの心理学者や哲学者がユーモアについて述べているのでご紹介します。

他人や、時には自身を攻撃することを目的としたユーモア。イギリスの哲学者ホッブスは、ユーモアは人を攻撃することによって自身の優越感を得る手段であると説きました。

ダジャレのような言葉遊びや、印象的な体験談など、楽しい気持ちにさせるユーモア。特に、予想していたものと結果のギャップによって起こるユーモアは日常で多く見られますね。

落ち込んだときなど、気持ちを軽くしたり気持ちを支えるために用いるユーモア。アメリカの心理学者メイは、支援的ユーモアは、辛い状況でも自分を見失わない力があると説いています。